不妊治療をやめてから幸せなこと 2運動できる

「妊娠しやすい体をつくるため適度な運動をしましょう」

適度な運動は血流を良くし、卵巣や子宮に栄養を届けやすくすると言われています。その結果、妊娠しやすくなるということ。

適度な運動とは軽く汗をかきポカポカする程度のもの。ウォーキング、ストレッチ、ヨガなど。ジョギングなどのたくさん汗をかくハードな運動は卵子を老化させるのでNGとされています。高齢不妊の私はリミットに近い分、一か月一か月の排卵を無駄にしてはいけない。激しい運動は医師からも止められていました。

朝:ストレッチ  夕方:ウォーキング   夜:ヨガ 

毎日徹底してしていたわけではありませんでしたが、このようなサイクルで意識して運動を取り入れるようにしていました。妊活中、仕事をせず専業主婦をしていた私にとって、体を動かすことは気持ちいいことでした。

けれど、激しい運動NGとなるとどんどん太っていって…。

生理が来るたびに”不合格”印を押された気分になり自己肯定感がどんどん低くなる中、体重がじわりじわりと増えていく。着ている服がどんどんきつくなっていく。どんどん自分が醜くなっていく気がしました。汗をかいて脂肪を燃焼させるくらい運動したい!ストレッチをしていればハードな筋トレがしたくなるし、ウォーキングをしていればジョギングがしたくなる。でも、我慢…。

最初の体外受精のとき、採卵はできたものの受精卵に成長できた卵子はひとつもなく子宮に戻すことすらできなかった。あまりにショックで、体の力がすべて抜け涙が止まらず気持ちの行き場がなくなった。そんなとき、ジョギングでも水泳でも何でもいい思い切り運動をしたくてたまらなくなりました。思い切り体を動かして息を切らしてたくさん汗をかいたら、少しは気が晴れてすっきり気がする。でも、我慢…。

運動しようと思うとき、いつも子宮の存在を意識してしまう。私のお腹のここら辺にある子宮。その中で今、何がどんなふうに動いているのか。どんな状態になっているのか。私の行動ひとつで何かの動きが変わってしまうのか?正解が分からない。運動しているときもしていないときも不正解な気がして不安でした。

不妊治療をやめた直後、なまった体を動かしたくなって、脚力をつける筋トレとジョギングをはじめました。思い切り体を動かして汗をかいた後ゆっくりお風呂に浸かって…。心地よい疲労を感じながらリラックス。気持ちよかったなぁ…。

その後、仕事を始めたこともあり、運動は習慣にはなりませんでした。けれど、またいつ始めてもいい。

家で筋トレとストレッチで体をならして、暖かくなったら近くの運動公園でジョギングを始めよう。この記事を書きながら、そんな思いがわいてきました。

妊娠のためでなく、自分の心と体のためにする運動をとても心地よく感じます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました